お茶の先生の素顔
私の家の真向かいのお宅は、お茶の先生(おばぁちゃま)が住んでおられます。
この土地にかれこれ半世紀(５０年)はおられます。
おばあちゃまは、日本家屋のそれは立派なお屋敷にお住まいで、挨拶を交わす程度のお付き合いでした。
何故なら、とても厳しい感じで格式が高いご様子なので我が家とは『ご縁』のなさそうな家柄のお人だったからです<(_ _*)>
ところが、『もしもし💕』と玄関掃除をしている私に声をかけられ『ハイ！』と振り向くと、お茶の先生(おばぁちゃま)が宅配のお弁当を手にいらしたのです。
『どうされました？』とお話を聞きますと、かれこれ長い間この大きなお屋敷にお一人で暮らしているとのこと。
９０才近くになって家事も出来ないので宅配のお弁当をお願いしてるらしく『今日は病院の検査で外で食べてしまったのでもし良かったらどうぞ♡ 』とお弁当を届けに来てくれたのでした。
気品のあるお家に招かれて
このおばぁちゃまは御主人も国の要人だった方で、大変気位が高いことでご近所では有名人です。
親族ですら、めったに家に入ることは許されないようなお家で御主人様が亡くなってからはずっとお一人で生活されてました。
私も(((((゜゜;)どうしようか一瞬迷いましたが、とっさに『あ、ありがとうございます😊器は後でお返しに上がりますね』と言って受けとりました。お弁当は冷めていましたが、良い素材でとても美味しく頂きました🍱💕
その後、洗った器と御礼のお菓子を少し持参してお伺いすると
『門を開けてお入りなさい』との声が・・・。
ええっΣ(Дﾟ;/)/このお屋敷の中に入っていいの？と思いつつエプロン姿のサンダル履きのまま敷地に足をそっと踏み入たのでした、すると。。
『えっ！！なんだこれはっ すっごい気が高いぞっ(@￣□￣@;)！！』
我が家からたった１０歩しか移動していないのに、土地の波動や気が全く別次元です。
『さあ、玄関にお入りなさい』と促されるまま頭を下げてはいりますと、間口がこれまた広いのにビックリ!!二間間口(にけんまぐち＝幅が３m60cm )程あるでしょうか。
そして、玄関に高価な書籍がびっしり納まっています。聞けば、ロシア語の本と華道・茶道の書籍だそうです。 その上何とも形容しがたい高貴な香りが広がっているのです。
お香のような上品な香りが漂っていました。
『あのぉ💦ご馳走様でした♡ 私、門の所で失礼するつもりだったのでこんなサンダル履のエプロン姿で(*/∀＼*)ごめんなさい』と言いながら、お茶の大先生にスーパーで買ってきた【みたらし団子🍡】を差し出ししたのでした(笑)
すると、おばぁちゃま先生が『あっら～私一度こうゆうの食べてみたかったのよ♪』と満面の笑顔で受け取って下さりました・・・。(かなり赤っ恥です)
おばあちゃまが心を開いた時♡
そして突然、『あなた、ちょっとこちらにいらっしゃい』と庭を案内して下さり、『ここに色々な道具があるんだけど、あなた必要なときは勝手に庭に入って良いからお使いなさい』と仰いました。
これには本当に驚きです‼だって人をほとんど立ち入らせない方なんですから・・・。
わたしは慌てて『おばぁちゃま、私よそ様の敷地に黙って入るなんて出来ません♡ だって何かあったときに大変ですからね(^_^)』とお話ししました。
そして『それより、今度お茶でも飲みにいらして下さい💕 おばぁちゃまのお家よりうんと狭いとこですけどね(笑)』とお誘いしたのです♪
おばあちゃまは目を細めて笑い(*^^*)
『嬉しいわ、実は私部屋からたまにお掃除とかしてるあなたを見てて(ここの親御さんが羨ましいわ・・・。)とずっと思っていたの』と少し寂しそうにお話をされました。
(そうだったのか・・・。それでお弁当を持ってきっかけを作ったのね♪) と納得し『また気が向いたらお話をしましょうね💕』といって家に戻りました。
しかし、本当におばぁちゃまのお家は(土地も)とても気が高くて少し震えが来ました！
例えるなら、神社とかの敷地のような感覚です。気持ちが一気に鎮まるような威厳のあるエネルギーを感じ『一般宅でこんな波動を発する土地ってあるんだ！Σ(￣□￣;)』と驚きを隠せませんでした。
あそこまで高いと、これはおいそれと普通の人は入ることが出来ません。
入り口に門番がいるような感じで(目には見えませんが実際いらっしゃいました)足取りもしずしず・・・となります(笑)
そんなおばぁちゃまも、たまには下界の私のようなお友だちも欲しくなったのでしょうか(‘_’?)
とにかく、威厳があって近寄りがたかったあのおばぁちゃまと今後は楽しく語らいが出来ると良いなと想う、ハロウィンの日の出来事でした♡
人のご縁ってどこで繋がるか分からないものですね・・・(*^.^*)
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